製品概要


STEEV SRSファントム
STEEVファントムは、SRSの品質管理に必要とされる様々なテストを施行するために開発されたユニークなファントムです。特に総合評価試験(End to End test)を意識したデザインを採用しており、コミッショニング作業などにご利用いただけます。
STEEVファントムは様々な線量計に対応しています。また、各種インサートを入れ替えることにより、SRSの包括的なテストが可能です。

POINT
Point ポイント
- 頭部定位照射の統合QAに最適化
- 様々なインサートを使用して、様々なテストが可能
- 使用するチェンバーは指定可能
機能・特徴
インサート
STEEVファントムには14種類の交換可能なインサートが用意されています。以下は一例です。
イオンチェンバー用インサート
+5%コントラストのΦ30mmの球状ターゲットが内挿されており、ターゲット中央にイオンチェンバーを挿入することが可能となっています。
シングルフィルム用インサート
+5%コントラストのΦ30mmの球状ターゲットが内挿されており、ターゲット中心面にラジオクロミクフィルムを1枚配置可能となっています。
フィルムスタック用インサート
4mm間隔で13枚のラジオクロミックフィルムを使用可能です。
フィルム・イオンチェンバー同時測定用インサート
+5%コントラストのΦ30mmの球状ターゲットが内挿されており、ターゲット中心面にラジオクロミクフィルムを1枚配置可能となっています。下側はチェンバー用に穿孔加工されており、ターゲット内の絶対線量と相対線量を同時に測定可能です。
Winston Lutzテスト用インサート
中心にΦ5mmのタングステン球が配置されており、また、X方向に15mm、Y方向に20mm、Z方向に25mmシフトした位置にも同じタングステン球が配置されています。アイソセンタ位置の確認と、カウチシフト確認・調整が可能です。このインサートを頭部内に入れ、ブラインドWinston Lutzテストが可能です。
変形画像レジストレーション評価用インサート
2種類のCT/MRI/PET用変形画像レジストレーション評価インサートを使用することにより、TPSの変形画像レジストレーションアルゴリズムの実験的テストが可能です。038-12内部には体積25ccのターゲット、038-13には12.5ccのターゲットが入っており、両ターゲット中央はファントム外部マーカーの同じ位置となっています。
紹介動画