製品概要
60019 microDiamond
microDiamondは、単結晶ダイアモンド(SSCD; Synthetic SingleCrystal Diamond)を用いた高解像度検出器です。
最新技術で安定製造される人工ダイアモンドは、天然ダイアモンド検出器とシリコン半導体検出器の利点を備えます。
X線、電子線、粒子線の計測が可能であり、照射範囲も1cm×1cmの極小照射野から40cm×40cmまで幅広く対応します。
安定した応答特性と小さな感度領域体積(0.004㎣)により、SRSのナロービーム測定、IMRTなどの線量勾配の急峻な位置における線量評価、電子線やFFFビームを含めた幅広い計測に適しています。
POINT
Point ポイント
- 組織等価性を持つ検出部により様々な線質で安定した測定
- 非常に小さな有感体積(0.004㎣) 。小照射野検証に最適
- 小照射野はもとより、最大40cmx40cmまで対応
- X線、電子線、陽子線にて精度よく計測
- 放射線耐久、エネルギー、温度、方向の依存性に優れる
- 印加電圧不要
- 防水対応
機能・特徴
測定における優れた特性
<線量率依存>
線量率・パルス対線量依存性を最小限に抑えます
線量率は、加速器におけるパルス対線量もしくはパルス繰り返し周波数(PRF)の両変化に影響を受けます。PDDやプロファイル測定時にはパルス対線量の変化、加速器の線量率変化はパルス繰り返し周波数の変化が主に起こります。microDiamond検出器は、極めて少ないパルス対線量依存性、そしてほぼ存在しないぐらいのパルス繰り返し周波数依存性を誇ります。
<フィールド依存>
特別なデザイン設計・素材特性により、極小照射野測定に使用される他の検出器と比較して、microDiamondは最小0.5㎠からスタートして水吸収線量との差異が最も小さいです。
※比較はP. Francescon et al., Med. Phys. 38 (2011), 6513, and W. Lechner et al., ESTRO Forum 2013のデータを基にしております。
カタログ
カタログのダウンロードは<こちら>
(※ダウンロードにはユーザー登録が必要となります)