Products 製品紹介

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製品概要

二次元・三次元 配列型検出器

Delta4 SRS Pro

定位放射線治療では、極めて高い精度が求められます。小さなターゲット、急峻な線量勾配、そしてあらゆる方向から入射するビーム、これらの条件下ではわずかな誤差も許されません。しかし従来の検出器アレイでは、方向依存性や幾何学的制約により、十分な検証が困難でした。

Delta4 SRS Pro は、こうした要求に応えるために設計された、真の 4π 定位放射線治療 QA システムです。
また、C-arm、OXRAY、CyberKnife、Radixact、Halcyon といった治療機器に対応しています。

POINT

Point ポイント

  • 3 つの直交検出器プレーンによってあらゆる方向のビームを高精度に測定
  • アイソセンターで交差する検出器配置が中心領域の線量を正確に取得
  • 特許取得済みの iCube detector が真の 4π 測定を実現
  • 高空間分解能検出器アレイにより急峻な線量勾配を可視化
  • 即時結果表示と自動解析で QA を効率化

機能・特徴

実照射そのままの線量測定

定位放射線治療では、高精度な線量分布を実現するために複雑なノンコプラナ照射が多く用いられます。
Delta4 SRS Pro は、±90°の寝台回転に対応し、治療計画を変更することなく、複雑なノンコプラナ照射を実際の照射条件どおりに検証します。
3 つの直交検出器面に配置された 2,914 個の特許取得済みダイオードにより、多方向からのビームを高分解能で測定。方向依存性を抑えた 4π 測定により、定位放射線治療特有の急峻な線量勾配も精密に評価できます。

高空間分解能検出器アレイ:

  • Sagittal/coronal arrays 70 mmまで:2.5 mm 間隔
  • Sagittal/coronal arrays 70から100 mm:5 mm 間隔
  • Axial array ≤100 mm:5 mm 間隔

アイソセンター領域での正確な測定

定位放射線治療を高精度に評価するためには、アイソセンター領域での測定が重要です。

Delta4 SRS Pro は、2 つの主要な検出器面が治療アイソセンターで交差する構造により、治療中心から離れた単一プレーンのデータに依存することなく、アイソセンター領域の 3D 線量分布を測定します。

これにより、複雑な定位放射線治療の線量分布を実際の照射どおりに捉え、包括的な 4D 情報に基づく信頼性の高い検証を可能にします。

特許取得済み iCube detector technology

ScandiDos が定位放射線治療 QA のために独自開発した 3D ダイオード検出器 「iCube」が搭載されています。

従来のダイオード検出器がビーム方向に依存するのに対し、iCube は 6 面アクティブの立方体構造により方向依存性を排除しています。高い等方性応答が得られることで方向依存性を最小限に抑えながら、4π 全域の正確な測定を可能にします。

iCube 技術仕様:

  • アイソトロピック キューブディテクタ構造
  • 全方向をカバーする 6 面アクティブ検出器
  • 一辺長 0.4 mm(体積 0.064 mm³)の微小検出素子
  • 全方向からの線量を同時に測定可能
  • 特許取得済みの ScandiDos テクノロジー

結果の即時表示と自動解析

Delta4 SRS Pro ソフトウェアは、臨床ワークフローにシームレスに統合されます。

TPS から治療計画、線量、輪郭情報をスムーズにインポートできます。測定終了と同時に QA 結果が即時表示され、追加の処理は一切不要です。また、レポートは施設ごとの運用に合わせて簡単にカスタマイズ可能で、測定データ、患者情報、解析結果を単一のインターフェースで一元的に管理します。

以下の解析データを即座に表示:

  • Dose deviation(線量偏差)
  • Distance-to-agreement(DTA 位置ズレの解析)
  • Gamma pass rate(ガンマパス率)
  • Plan pass/fail status(パス/フェイル判定)


定位放射線治療の評価を支援する幅広い解析ツールを搭載:

  • 線量プロファイル表示
  • 線量分布比較
  • 線量変化をリアルタイムに表示
  • DVH 表示 (Dose-volume histograms)


解剖学的構造内線量評価(Anatomyオプション):

Anatomy オプションは、連続線量分布を再構成し、解剖学的領域での評価を可能にします。これにより、検出された線量逸脱の重要性を物理士が評価する際の支援となります。さらに、照射中の線量を高い時間分解能で記録し、測定精度の向上に貢献します。

迅速なセットアップ、そして効率的な運用

Delta4 SRS Pro は、日常 QA ワークフローの効率性を実現するよう設計されています。

Delta4トロリーを使用してファントムを簡単に治療寝台へ移動でき、手作業で持ち上げる必要はありません。また、トロリーはコンパクトに収納できる設計です。視認性の高いアライメントマーカーにより、ファントムを正確な位置にセットアップ可能です。

バッテリー駆動と Wi-Fi または Ethernet 通信により、面倒な配線なしで測定が可能です。電源を入れるだけですぐに測定を開始できます。

  • 複雑な照射デリバリーを一度の測定で検証可能
  • ガントリ角度チェック用の角度計 (オプション)
  • 絶対線量の検証可能
  • 基準線量測定に対応する電離箱インサート
  • 素早いセットアップと扱いやすい設計で日常 QA を効率化
  • Wi-Fi 無線通信と Ethernet 有線接続の両方に対応した柔軟な運用が可能
  • バッテリー駆動によりケーブル接続なしで運用

技術仕様

概要
全長 70 cm
重量 25 kg
ファントムヘッド
ファントム素材 PMMA
ファントム直径 17 cm
ファントム長さ 20 cm
電離箱インサート 一般的な円筒形電離箱に対応するインサートをラインアップ
検出器
タイプ 立方体 iCube p-Si ダイオード検出器
検出器数 2914 個
検出器サイズ 一辺 0.4 mm(体積 0.064 mm³)
長期安定性 相対感度の再校正不要
方向依存性のない等方性応答 全 6 面アクティブ層により、方向依存性のない応答を実現
FFF ビーム対応 フラットニングフィルタあり / なし双方のビームに対応
検出器レイアウト
レイアウト サジタル、コロナル、アキシャルの3 直交平面に検出器を配置
中心エリア 7 x 7 cm² まで2.5 mm 間隔
外周領域およびアキシャル面 5 mm 間隔
最大照射野サイズ 10 x 10 cm² *連続 2 回測定のマージ時:10 × 20 cm² に対応 (コプラナ照射時)
環境
温度 15~35 ℃
湿度 10~80 % (但し結露しないこと)
気圧 700~1060 hPa
保管 治療室外で定温保管のこと
通信方式・電源方式
データ通信プロトコル Wi-Fi 802.11n およびイーサネットコネクタ(RJ-45)
バッテリー駆動 約 4 時間
バッテリー種類 充電式リチウムイオン電池
充電方式 電源アダプタ同梱
互換性
対応ビーム種別 光子線ビーム(FF/FFF)対応
治療計画インポート 主要 TPS からの DICOM RT データ(Plan/Dose/Structure set)インポートに対応

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