製品概要
BodyFix
近年の高精度治療では、患者の動きや位置再現性が治療に おける重要なファクターとなっています。ボディーフィックス は、 患者の高精度な『型』を作成し、また、優れた固定を 可能としたシステムです。ボディーフィックスでは特許取得の ダブルバキュームテクノロジを使用することにより、優れた 患者位置再現精度を提供し、 呼吸を含めた意識的な動きも 無意識な動きも減らすことができます。
バキュームクッション作成時にカバーシートを併用することにより、患者の精密な 『型』を作成することができます。 また、患者の体全体を均一に圧迫し、各部をしっかりと固定します。
ボディーフィックス用ブルーバッグは治療期間中において形状を維持し続けることが可能です。
また、追加吸引可能なように2重ロック機構が付いています。 サイズも下半身用、胸部用、全身用がありますので、適応によって使い分けることが可能です。
POINT
Point ポイント
- ダブルバキュームテクノロジを使用した非侵襲的な優れた固定
- カバーシートと併用することにより、患者位置再現性の優れた『型』の作成が可能
- カバーシートによる均一な圧迫固定
- バキュームクッションは治療期間中、型くずれせず使用可能
機能・特徴
適応(選択可能)
<胸部用ボディーフィックス用ブルーバッグ>
胸部用ボディーフィックス用ブルーバッグは、乳房・肺・腹部の治療用に特別に開発されました。
<ヒップ用ボディーフィックス用ブルーバッグ>
ヒップ用ボディーフィックス用ブルーバッグは、前立腺癌や
子宮頸癌の治療で使用できます。
全身用ボディーフィックス用ブルーバッグは、患者全身を快適に、再現性高く固定することができます。
胸部用の作成手順
ボディーフィックス用ブルーバッグを、インデックスバーを使用してCT寝台や治療寝台の上に位置合わせします。
患者頭部を胸部用カバーシートの穴に通します。
患者をボディーフィックス用ブルーバッグの上に寝かせ、腕を頭頂部へ置きます。カバーシートが粘着テープにきちんと貼り付いていることを確認してください。
吸引用チューブ(マニホールドチューブ)を患者上半身に置き空気の最適な流れ道を作ります。その後、吸引用クッション(マニホールドクッション)を腰の上に置きます。
患者の上に通した吸引用チューブ(マニホールドチューブ)に接続されているボディーフィックスポンプのスイッチを入れます。ブルーバッグには空気の入っている状態でカバーシートをしっかりと上側に引き上げ、患者の体の『型』を作ります。
形を整えながら、ブルーバッグにつながっているポンプのスイッチを入れます。ブルーバッグは600mbarから650mbarまで吸引します。
薬事情報
- 販売名:ボディーフィックス
- 医療機器製造販売届出番号:13B1X10101000004
- 一般医療機器
- 全身画像診断・放射線治療用患者体位固定具(JMDN コード:40902000)