製品概要
UNIDOS webline【販売終了】
UNIDOS weblineは、IPEM/JSMP/IEC規格に適合したリファレンスクラス電位計です。電流積算方式を採用しており、電荷漏れ、ケーブルへの電荷蓄積、湿度・温度変化などの影響を受けないため、確かな測定結果を得ることが可能です。
標準で専用Microsoft Excelアドインソフトウェアがあり、電位計の操作や、電位計表示値・温度・湿度の入力はソフトを使って自動で行うことが可能です。
大型TFTカラーディスプレイにより、様々な角度からの視認性が向上しています。検出器に関する情報をライブラリへ登録することが可能で、印加電圧の登録などが可能です。また全ての設定はテキストで表示され簡便に操作可能です。
POINT
Point ポイント
- ドイツ二次線量標準機関(PTWキャリブレーションラボ)
- IPEM/JSMP/IEC規格に適合したリファレンスクラス電位計
- 最小表示分解能(電流・電荷):1 fA・10 fC
- 専用Microsoft Excelアドインソフトウェア標準付属
- 自動計測モード搭載
機能・特徴
電流積算方式を採用:確かな計測値を
UNIDOSweblineはより確かな計測が可能な電流積算方式を採用した電位計です。放射線治療用の電位計には、この電流積算方式の他に、電荷蓄積方式などがあります。
電荷蓄積方式の電位計は回路の要にコンデンサを使用しており、電荷漏れが必ず存在します1)。
電荷漏れはゼロ調整によって補正できないため、電荷蓄積方式では電荷漏れによる電位計表示値の変化が常にあります1)。
さらには湿度や温度の変化によって電位計表示値が変わりやすいという特徴があります1)。
一方で、UNIDOSweblineが採用している電流積算方式は、コンデンサに比べてはるかに安定している1) 抵抗器を用いています。この電流積算方式では、電荷漏れによる電位計表示値の変動がなく、 湿度や温度の変化による影響も非常に小さいという特徴があります1)。
また、電流積算方式では、ADC回路のサンプリング周期が十分高速ではない場合などに 入力電流を過小または過大評価する可能性があります1)が、 UNIDOSweblineは、パルス放射線計測に十分な高速サンプリング周期を採用しています。
UNIDOSweblineは、高速サンプリング周期の電流積算方式を採用しているため、 確かな計測値・計測結果を得ることが可能な世界標準のリファレンス電位計です。
<電流積算方式の特長 >
・確かな計測結果を得ることが可能
・電荷もれなし
・ケーブルへの電荷蓄積なし
・温度/湿度の影響が小さい
・十分に高速なサンプリング周期
1) 日本医学物理学会. 放射線治療用線量計に用いられる電位計のガイドライン. 2018
http://www.jsmp.org/wp-content/uploads/guideline_electrometer.pdf
適合規格・ガイドライン
・IPEM:二次標準線量計に関するガイドライン(イギリス)
・JSMP:放射線治療用線量計に用いられる電位計のガイドライン
・IEC60731:放射線治療で使用する電離箱・電位計の安全規格(国際規格)
UNIDOSweblineはJSMP/IECのみならず、最も厳格なIPEMガイドラインへ適合しています。
PTWでは校正事業も行っており、ドイツにおける二次線量標準機関です。
PTWのラボは、ドイツおよび国際標準と直接トレーサブルな校正と放射線機器が安全に使用できることを保証しています。
各種コネクタに対応
一般的なコネクタタイプである「BNT(BNC)」「TNC」をご用意できます。