製品概要
OCTAVIUS 4D
OCTAVIUS 4Dは、PTW社製2次元検出器を内挿してIMRT患者プランQAを実施するために専用設計されたユニークな計測用ファントムです。加速器に専用のワイヤレス角度計を貼り付けることによって常にガントリ角度情報を取得し、OCTAVIUS 4Dはリアルタイムにガントリの動きと連動して回転します。
ファントムが自律回転することで、2次元検出器が常にビームに正対する理想的な条件下でOCVATIUS 4Dは連続的にデータを収集し、たとえばVMAT回転照射では800,000ポイント以上の計測点をファントム内で実測します。さらにこれらの実測値と初期設定されたPDDデータから、それぞれの測定ポイントに対応する3次元分布を算出します。
POINT
Point ポイント
- ユニークな自律回転機能-真の3D, 等方性を実現
- 数十万ポイントの測定点をファントム内で実測
- 数種類あるPTW社製2次元検出器に対応
- ファントム素材に水等価ポリスチレン(1.05g/㎤)を採用
- IMRT患者QAは専用ソフトVeriSoftにて解析、マシンQAはオプションソフトのMultiSoftにて管理可能
機能・特徴
VMAT検証精度向上のためのソリューション
<豊富な実測ポイント数>
OCTAVIUS 4Dは常にアイソセンタを中心とした計測を行います。ガントリと連動して検出器は回転し、ターゲット・関心領域を含むファントム内のフルボリュームをカバーいたします。それゆえ、【実測に基づいた】真に必要なデータをご提供することが可能です。最大計測ポイントは治療計画と使用検出器に依存いたしますが、たとえば一般的なVMAT照射で360°単回転の6°/秒刻みであればOCTAVIUS4Dは最大800,000以上の計測点を実測することが可能です。
上記は複数の検証システム概観図となりますが、OCTAVIUS 4D(右)では低線量領域・高線量領域・アイソセンタ面全てにおいて実測を行うことが出来ます。
<優れた等方性>
OCTAVIUS 4Dファントムは完全な等方性を有した測定環境をご提供いたします。検出器はガントリに連動し、ビームに垂直で回転いたします。そのため、2次元アレイを常に理想的な条件で測定に用いることが可能となります。
カタログ
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